おじさんチャレンジ ver. 3.0 ~初めてのピッチイベント参加で学んだ教訓とは?目指せプレゼンマスターへの道!~

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いつもBoston SEEDsの記事を読んでいただきありがとうございます!事務局メンバーのKazuyaです。今回は、Boston SEEDsの(自称)人気シリーズである「おじさんチャレンジ」の第三弾をお届けします!

 

※過去の「事務局チャレンジ/おじさんチャレンジ」はこちらをご覧ください!

おじさんチャレンジ ver. 1.0 ~未知なる食への挑戦~

おじさんチャレンジ Vol. 2.0 ~目指せ ソーシャルお化けin US~

 

「おじさんチャレンジ」とは、Boston SEEDsの事務局メンバー(アラサー~アラフォー)が、留学先のバブソン大学MBAで学んだアントレプレナーシップ精神を実践に移すべく、自らのコンフォートゾーンを飛び出して様々な挑戦を行うという企画です。個人的には、30代に突入したばかりでまだまだ「若手」の気分だったので、自分が「おじさん」だと認めることが一番の挑戦のように感じていますが。。。(苦笑)

 

そんな個人的な悲報はさておき、今回私が挑戦したのは、バブソン大学の名物イベント「Rocket Pitch」(ロケット・ピッチ)への登壇です!

 

 

Rocket Pitchって何?

 

「Rocket Pitch」とは、教授や起業家、投資家、起業支援者など多くのオーディエンスに対して、バブソン大学の学生が自らのビジネスアイディアを売り込む、年に一度のピッチイベントです。プレゼンターには3分間の持ち時間が与えられ、3枚のスライドを使用して自分のビジネスアイディアをプレゼンすることができます。ピッチの直後には、オーディエンスから生のフィードバックを受けることができます。

 

起業家はピッチから逃れることができません。資金の調達や顧客・ビジネスパートナーの獲得のためにピッチを行うため、ピッチがビジネスの成功・不成功を左右するといっても過言ではないでしょう。この点、Rocket Pitchはあくまでもピッチの「練習」という位置づけであり、第三者からのフィードバックを受けてピッチのクオリティを高める絶好の機会です。

 

おじさんチャレンジ ver. 3.0 ~初めてのピッチイベント参加で学んだ教訓とは?目指せプレゼンマスターへの道!~

バブソン大学のWebsiteより引用

 

 

コンフォートゾーンをたった10秒で抜け出す方法!?

 

こんな貴重な機会は逃しちゃダメ!そう頭では理解してます。ですが、それを行動に移すのは難しいもの。

 

「自分の英語力ではうまく伝わらないんじゃないか」「話す内容が頭から飛んじゃうんじゃないか」「フィードバックでぼろくそ言われてしまうんじゃないか」。。。そんなネガティブな考えが頭を巡る中、「まだ練習が足りてないから、今回無理に登壇する必要はないのでは?」「そもそも卒業後は日本に帰る予定だから、英語のプレゼンを練習しなくても良いのでは?」など、Rocket Pitchに応募しなくて良い言い訳が次々と思い浮かんできます

 

このように、やった方が良いと頭では理解しているものの、心理的なハードルが高く、なかなか行動に移せなかった私でしたが、最終的にRocket Pitchへの応募に踏み切ることができたのは、「逃げ道を塞いだ」からでした。方法は至って簡単で、Boston SEEDs事務局のメンバーに対して、「Rocket Pitchに応募し、それを記事にする!」と宣言するだけ。所要時間はたったの10秒!完全に勢い任せですが、この一言を口にするだけで、もう後には引けません。

 

とはいえ、宣言するだけだとモチベーションが長続きせず、「やっぱり辞めよう」なんてことになりかねません。ここで重要になってくるのが、宣言後の進捗報告です。私の場合は、Boston SEEDs事務局の定例ミーティングで進捗と今後のプランを報告し、時にはメンバーからアドバイスをもらっていました。また、メンバーもそれぞれチャレンジに取り組んでいるため、彼らの報告を聞くことで、自分も負けてられないと気合いを入れ直すことができました。このように、挑戦を宣言するのみならず、切磋琢磨して挑戦を継続できる関係性が築けると良いのではないかと思います!(Boston SEEDs事務局としても、このようなコミュニティづくりができないか検討したいと考えています!)

 

 

ピッチの準備開始!上達の秘訣は?

 

少し話がそれてしまいましたが、こうしてRocket Pitchへの応募を宣言し、前言撤回することなく応募フォーマットを提出した私は、なんやかんや書類選考を通過してRocket Pitchへの登壇が決定しました。

 

ここでようやくピッチの準備開始!まずは去年の登壇者がどんなピッチをしていたのかビデオで確認。スライド3枚なので、①解決したい課題、②具体的なビジネスモデル、③ピッチの目的(資金調達、顧客獲得のためのアピール、ビジネスパートナー探しなど)という流れのピッチが多いようです。あえて異なるストーリーにして斬新さをアピールするのも面白いかと思ったのですが、3分間という短い時間なので、分かりやすさを第一に考えてオーソドックスな流れを選択。

 

流れが決まったところで、スライドの作成へ!MBA生の心強すぎる味方Canvaのテンプレートも参考にしながら、日本でのプレゼンよりもさらに文字を減らし、写真や図を使用するなどデザイン性を重視してスライドを作り上げていきます。MBAの授業で習ったプレゼンテーションのコツを踏まえて、オーディエンスを引き込むための「つかみ」を考えたり、セリフに合わせて情報を出すようアニメーションを駆使したり。

 

試行錯誤を重ねつつ、ようやく自分で納得のいくクオリティのものが仕上がったのは、本番の2日前でした。あとは、Rocket Pitchの前日にバブソン大学でプレゼンを教えるプロの方に不自然な英語を修正してもらい、本番まで練習あるのみです!

 

さっそく先生のいらっしゃるスピーチセンターへ行きましょう!スライドを見せつつプレゼンの原稿を渡すと、冠詞「a」「the」を訂正したり、単語・表現の改善案を書き込んでくれます。ひととおり手直しを加えた原稿を手渡してくださったので、満面の笑みで「Thank you!」と受け取った私ですが、その後信じられない言葉を耳にします。

 

「このプレゼン全然意味が分からないね」と。

 

優しい目をしたおじいちゃん先生から厳しい言葉をかけられて絶句する私。

 

ピッチでは、インパクトのある「つかみ」でオーディエンスを引き込むことが重要と言われています。そこで、「失われた30年」などを念頭に「日本経済は衰退傾向にある」という導入でプレゼンを開始する私に対し、先生は「日本経済が衰退しているなんて全く理解できないよ!TOYOTAやSONYなど、日本には素晴らしい企業がたくさんあるじゃないか!」と熱弁します。また、ビジネスモデルについて詳細に説明しようとする私に対して、3分という短い時間で詳細を伝えることは困難なので、その背景にある個人的な想い「なぜそのビジネスをやりたいのか」をしっかり伝えた方が良いとアドバイスをくれます。この他にも、「重要な主張はデータを示すべき」や「オーディエンスに質問することで興味を引くべき」といったテクニックから、論理が飛躍しており分かりにくい点まで、参考となるアドバイスを数多くいただきました。が、ここで私が真に反省すべきなのは、多くの指摘を受けたことではなく、時間が足りなかったため全てを反映することができなったということです。

 

 

 

 

ついに本番!が、しかし。。。

 

さて、そうこうしているうちに、ついにRocket Pitch当日がやってきました。いざ出陣!

おじさんチャレンジ ver. 3.0 ~初めてのピッチイベント参加で学んだ教訓とは?目指せプレゼンマスターへの道!~

受付で発表者用の名札をもらい、意気揚々と割り振られた教室へと向かったのですが、ここで事件発生!このイベントにはMBA生だけでなく学部生も登壇できるのですが、なぜか私が割り振られた教室には学部生の登壇者が固まっており、聴衆も学外の方か学部生の関係者ばかり。MBAの友人たちは皆別の教室に行っており、完全にアウェーの状況だったのです。

 

さらに悪いことに、Rocket PitchにQ&Aパートはなく、ピッチした後にオーディエンスからフィードバックをもらうことになっていたのですが、なぜか私の教室ではQ&Aが始まったのです。当然私はQ&Aの準備などしておらず、かといって英語でとっさに回答できる瞬発力もないので、自分のピッチの出番を待ちながら不安でいっぱいでした。

 

ただ、今から考えると、「失敗したらどうしよう」と過度に緊張する必要はなかったなと思います。そもそもRocket Pitchは本番の形式に近い「練習」なので、仮にプレゼンを失敗しても、そこから教訓を得られれば万々歳。失敗を責めたり嘲笑する人もいません。むしろ、緊張のせいで練習の成果を発揮できない方が、プレゼンそのものに対する学びが中途半端になってしまう。せっかくの貴重な機会を活かし切れずもったいなかったなと反省するとともに、今後このような機会があれば、もっと気楽に楽しみたいと思います。このように反省点は多々ありましたが、こうして私のおじさんチャレンジは終了しました。

 

なお、今年のRocket Pitchの様子はこちらからご覧いただくことができます。

 

 

チャレンジを終えた感想

 

およそ納得のいくピッチはできず、リベンジしたい気持ちでいっぱいですが、Rocket Pitchに登壇したことに対して後悔はありません。自分でも驚いたことに、むしろ達成感すらあります!これはおそらく、ピッチそのものに対する達成感ではなく、Rocket Pitchに登壇するという、自分のコンフォートゾーンから一歩飛び出す経験ができたことに対する清々しい気持ちなのだと思います

 

今後も引き続き、年齢はおじさんになっても、心は永遠に若手のまま、様々なことにチャレンジしていきたいと考えています。この記事を読んでくださった皆様にも、新しいことにチャレンジするのは楽しそうだな、何かしてみようかな、と少しでも思っていただけたら幸いです!

 

 

如何だったでしょうか。今後も事務局として様々なことに挑戦していきますので、お楽しみに!ご質問やご意見あれば、是非お問い合わせフォームをご活用ください!!記事が良かったらシェアをお願いします!

 

 

執筆者: Kazuya

奈良県出身。国家公務員を経て、現在はボストンのバブソン大学MBAに留学中。起業家精神についての学びを世の中に広く発信するため、Boston SEEDsにボランティアで参加。

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