皆さんも、仕事や所属するグループでリーダーを務めた経験があるのではないでしょうか。
「一番能力が高ければ、優れたリーダーになれる」わけではないのが、リーダーシップの難しいところです。自分だけよければいい、ではなく、チームメンバーとともに歩んでいかなければなりません。その難しさに頭を悩ませた経験がある方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、リーダーが無意識に犯している失敗5選をご紹介します。
リーダーとは賢く、一切間違いを犯すことがなく、将来の成功が約束されているものだという誤解が、世の中には散見されます。ですが、リーダーとは言え、必ずしも正しい判断ばかりをしているわけではないのです。
リーダーに対する固定観念と、それが生み出す悪いマインドセットを中心に、リーダーの成功を妨げている5つの要因を見て、あなたはその落とし穴に陥っていないか、チェックしてみてください！
リーダーが無意識に犯している失敗5選
完璧主義で考えすぎる
リーダーはしばしば、完璧を求めて考えすぎることによって、成功を逃します。
多くのリーダーは最初から「成功したい」「トップに立ち続けたい」と考えており、そのために完璧でい続けなければならないと思っています。トップであり続けるために、平均よりも優れていなければならない、というのはある程度正しいとしても、時にリーダーは多くを背負いすぎてしまい、その結果成功を逃してしまうのです。
このような高すぎる自己期待は、「上から目線」を生み出しかねません。上から目線のリーダーは、他者との緊張関係を生んだり、中立な立場での意思決定ができなくなったりします。また、リーダーの自分が尊敬されていないと感じる周囲の言葉や合図を無視し、改善に努めないこともあります。
自分はすべてを知っていると思い込んでいる
人の思考で最も悪いものの1つは、「自分は何でも知っている」と考えることです。これは多くのリーダーの失敗にも影響しています。なぜなら、自分が一番よく知っていて、これ以上正すべきことはないという考え方が身についてしまうからです。
そのような考え方をするようになると、将来的に役立つ新しいスキルを学んでさらに成長する、ということができなくなります。その結果、自分のやり方に固執し、錆び付き、その業界での新しい展開に遅れをとることになります。
また、「自分は分かっている」と思い込んでいるリーダーは、自己研鑽を怠り、なまけ者になりかねません。最初は才能がなくても、より多くの時間をかけて自分を成長させてきた人たちに、いずれ遅れをとることになるのです。
リスクをとらない
リーダーは、人生のある時期になると、リスクを取ることをやめてしまう人が多いようです。「これまでやってきたことがうまくいっているのだから、変える必要はない」と考えているのかもしれません。そのため、同じ地点に留まり、成長しないのです。
長期的な成功を望むのであれば、リーダーは常に挑戦し続けることを忘れてはならないのです。
従業員を意思決定に関与させない
リーダーに見られる最大の欠点は、従業員を信頼せず、意思決定に従業員を参加させないことです。従業員もさまざまなアイデアを持っており、それらも考慮することによって初めて、より良い意思決定ができるようになります。強いエゴを持ち、特に従業員からの意見は必要ないと考える過信は、リーダー自身にとっても、会社全体にとっても、挫折の原因になりかねません。
権利意識が強い
「自分は人よりもよい待遇を受けて当然だ」と考える人は、知性、富、社会的地位などで、すでに何らかの大きな優位性を持っていることが多いです。
こうした権利意識の強い人は、成功するために必要な努力をせず、成功がもたらされるのをじっと待つ傾向があります。彼らは、自分はリーダーだから成功して当然であり、その成功は当然のようにこの手の中にあるのだから、それほど努力する必要はないという考え方を持っており、そのマインドセットが結果的には成功を妨げてしまうのです。
リーダーに選ばれるということは誇りを持つべきことですが、同時に、自分の行動や考え方が自分の成功を妨げていないか、時に注意を払うことも重要です。自分自身を振り返る時間を持ち、上記の5つのポイントを考えることで、リーダーは自分自身と組織のためにもっと多くのことができるはずだと気づくかもしれません。
今回は、リーダーが無意識に犯している失敗についてご紹介しました。如何だったでしょうか？本サイトではボストンで話題のニュースや挑戦を後押しする記事をご紹介しています。ご質問やご意見あれば、是非お問い合わせフォームをご活用ください！！記事が良かったらシェアをお願いします！
引用：Entrepreneur「5 Ways Leaders Unconsciously Sabotage Their Own Success」
