グローバル経験を力に変えて – ピックルボールで切り拓く、新しい私のキャリアストーリー 挑戦者-Vol.21

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今、取り組んでいることは何ですか?

現在、私は主に日本でピックルボールというラケットスポーツの普及・発展のために様々な活動を行っています。

まず、ピックルボール関連のイベントや大会の企画・実施に取り組んでおります。日本で初となる公式大会を屋外コートで開催する運営に携わったり、名古屋で開催された公式大会では銀メダルを獲得したりしました。私は現在、ピックルボールの練習会や大会運営をしている、Racket Sports Tokyoというチームに所属しているのですが、このチームとしては、2024年に10以上のトーナメントを開催しました。

また、マーケティング面でも活動を広げています。具体的には、日本でピックルボールを普及のためのマーケティング支援や女性ピックルボールプレーヤーを対象にした練習会やイベントの企画・運営を担当しています。さらに、マーケティング業界関係者向けのピックルボールイベント企画・実行、明治公園でのポップアップコートの運営、アメリカのトップブランドであるプロトンスポーツの日本でのプロモーションと大会運営にも関わってきました。

国際的な活動としては、海外選手の日本での滞在やレッスンをコーディネートしたり、日英通訳として選手間の交流促進をサポートしています。最近では、ピックルボールのUS Openの舞台でチャンピオンに輝いたSarah Ansbouryを招いた講習会で通訳兼実行委員としてイベント開催に携わりました。

SNSマーケティングやデジタルコンテンツクリエイターとしても活動を広げており、インスタグラムを中心にピックルボールの魅力を国内外に発信しています。

これらの活動を通じて、多くの人がピックルボールを知り、楽しんでもらえる環境を作っていくことを目指しています。

グローバル経験を力に変えて - ピックルボールで切り拓く、新しい私のキャリアストーリー 挑戦者-Vol.21

大学院卒業後、アメリカでマーケティングスペシャリストとして働いていたそうですが?

はい。大学院卒業後、アメリカ・サンフランシスコに拠点を置くデザインエージェンシーに入社しました。その会社は、日本企業のアメリカ進出の支援をメインに、ブランディング・UXデザイン・マーケティング戦略の立案・実行などを提供しておりました。私の担当分野は、マーケティングで、大手日本企業のアメリカ市場進出や現地マーケティング支援。私の強みを活かせる企業を探していた際に、マーケティングと日本向けに事業をしているということで、ご縁があった企業です。

業務内容は多岐にわたり、マーケティング戦略の立案、ターゲット市場のリサーチ、ブランドローカライゼーション支援、コンテンツ制作(英語・日本語両方)、ウェブサイトやSNSコンテンツの運用・分析、オンライン・オフラインのイベント企画・運営、PR活動、Google広告・SNS広告の運用などでした。
また、こういったハードスキルに加え、アメリカと日本の文化やコミュニケーションスタイルなどの違いも経験を通して学びました。プロジェクトマネージャーとして、現地スタッフ、デザイナー、エンジニア、クライアント企業との調整・交渉も担当し、多文化・多国籍チームをまとめながらプロジェクトを推進する経験も積むことができたのは非常に貴重でした。

サンフランシスコでの6年間の生活を通じ、マーケティングの知識と実務経験、異文化理解力、英語でのビジネスコミュニケーション力、課題解決力を大きく成長させることができたと感じています。この時に培った経験とスキルは、現在のピックルボール事業やマーケティング活動にも大いに活かされています。

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どのようにしてピックルボールに出会ったのですか?

ピックルボールとの出会いは、まったくの偶然でした。日本に帰国してしばらく経ち、コロナ禍で制限の多い日々の中、運動不足を解消するために何か新しいスポーツを始めたいと思っていた頃、アメリカの情報を発信しているSNSアカウントでたまたま見かけたのがピックルボールでした。

アメリカでは多くの人がプレーしているけれど、まだ日本ではあまり浸透していないというのも興味を持った理由の一つです。気軽にできそうだと思って始めたのですが、やってみると非常に奥が深い。反射神経など機動力も求められますが、判断力や戦略思考なども求められるスポーツで、気づけば夢中になっていました。最初は週末に趣味としてプレーしていたのですが、始めてわずか3ヶ月後にはアメリカで開催されたプロツアー「PPA」を観戦しに行ってました。そこで世界ランキング1位のベン・ジョンズ選手からサインをもらうこともできで、ピックルボールへの熱がさらに加速。止まらなくなりました(笑)。

その後も、気がつけばピックルボールの大会を手伝っていたり、自分で企画してイベントを開いていたり、海外の大会に参加したりと、のめり込んで行きました。朝起きてから寝るまで、いや、夢の中でもピックルボールのことを考えるようになり、ただの趣味だったはずのピックルボールが、自分のライフワークのような存在へと変わっていきました。
当時働いていた会社も、グローバルな環境でマーケティングに携われてていて、とてもよい職場でしたが、その経験をピックルボールに活かさねば!(というよりもピックルボール以外のことが考えられなくなったというのが本音ですが)ということで、会社を辞め、今の活動を始動しました。

うまく行かない部分もあったキャリアでしたが、現在の私のピックルボールの活動は、自分が今までやってきたことが全て繋がってきているように感じております。マーケティングと海外での経験とピックルボールへの情熱がどれも求められている環境で、いろんなチャレンジができているのです。まだまだ道半ばですが、日本、そしてグローバルにピックルボールへ大きなインパクトを残せるように頑張ります。

グローバル経験を力に変えて - ピックルボールで切り拓く、新しい私のキャリアストーリー 挑戦者-Vol.21

最後に読んでくれた方に一言お願いします

留学など海外でチャレンジする時には、不安や悩みが付きものだと思います。一方で、私自身は、悩んでとどまるより、自分がやりたいという気持ちに正直に選択をしてきたように思います。周りから大胆な選択だったね、と言われることもありますが、自分としては、やりたい気持ちを積み上げいった先に、やりたい分野を選んできたので、自然と進んでいっている感覚ですが。
もちろん、その選択肢をとることで、迷惑をかけたり、不安になったり、何かを失ったり(付き合っている方と別れたり)もしましたが、アメリカに留学した選択に一切の後悔はありません。ちなみにアメリカ留学だけでいうと、その決断を後悔している人は見たことないですね。なのでもし、留学や海外生活などに関して、なかなか一歩を踏み出すことができていない方がいましたら、私は背中を押す担当をしています。

最後に、機会がありましたら一緒にピックルボールをしましょう。 グローバル経験を力に変えて - ピックルボールで切り拓く、新しい私のキャリアストーリー 挑戦者-Vol.21

如何だったでしょうか。本サイトでは、「私も一歩踏み出してみよう」と思える。挑戦者の行動を後押しする記事をご紹介しています。

次回の記事もお楽しみに!

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投稿者

  • Boston SEEDs運営

    Boston SEEDs は B-SEEDs LLC (Delaware, US) 運営のオンラインメディアです。”Entrepreneurship Mindset”のカルチャーを世の中に更に浸透させるべく主にボストン在住の現役の MBA 生がボランティアで活動運営しています。 Note

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