BOSTON UNDER 25 2022 – ボストンから世界を変える25人のリーダーたち – (後編)

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今回は、ボストンのビジネスメディアが注目!昨年2022年に活躍した若い起業家たちとして、先日公開した「ボストンで注目のリーダーUnder25(前編)」に引き続き、後半の12人をご紹介していきます。

ここで、スタートアップの中心地・ボストンのトレンドを抑えるとともに、学生や新卒年代の若者が、いかにイノベーションをけん引しているのか、チェックしておきましょう!

ボストンのビジネスメディア・BostInnoが選ぶ、2022年躍進した25歳以下の若者たち!

サマンサ・ジョンソン(Samantha Johnson)

24歳、Tatum Roboticsの創設者兼CEO

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サマンサは、ボストンを拠点とするスタートアップ企業、Tatum Roboticsの創設者であり、世界初の盲ろう者を支援するコミュニケーションツールを開発しています。このスタートアップは、触覚があり手話ができる協調動作型ロボットシステムを作っています。

彼女は起業1年目から10万ドル以上を調達し、最初の製品開発チームを雇いました。15人の盲ろう者による検証を終え、現在はユーザーの家庭で行う試験的な研究に向けて準備を進めているということです。自身の企業活動に加えて、彼女は、盲ろう者コンタクトセンターのイベントや、MassRobotics Jumpstartなどのgirls in STEMプログラム、ノースイースタン大学WISEメンターなどのボランティア活動も行っています。

レニー・パーキンス(Renee Perkins)

25歳、Nantucket Island Marketingの創設者兼CEO

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2020年5月にベントレー大学を卒業したパーキンズは、ウェブデザイン、有料広告、ソーシャルメディア管理、メールマーケティング、SEOなどのサービスで、ニューイングランド全域の中小企業を支援するため、Nantucket Island Marketingを設立しました。わずか2年の間に、パーキンズは18人のチームを作り上げ、100以上のクライアントを支援。今年の売上は65万ドルを見込んでいるといいます。

シュルティ・ポカルナ(Shruti Pokharna)

17歳、SpeakUP!創設者兼CEO。

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パンデミックによって多くの人が生産性を高めましたが、シュルティ・ポカルナもその間にアイデアを開花させた一人です。レキシントン高校3年生の彼女は、キャンプやワークショップを通じて、世界中の学生が自分の声を発信することを目的とした非営利団体「SpeakUP!」を設立しました。

ポカルナは、世界中の教師陣と協力して、あらゆる背景を持つ生徒のためにカスタマイズしたカリキュラムを作成し、世界中で300人以上の生徒への指導を成功させてきました。彼女は、すべての子どもたちは、人から見られるだけでなく、自分の声を聞いてもらう権利がある、と信じています。

コナー・ショーン(Connor Schoen)

24歳、Breaktimeの共同設立者兼エグゼクティブディレクター

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ホームレス状態にある若者のためのシェルター「Y2Yハーバード・スクエア」でボランティアをしていた当時、ハーバード大学の学部生だったコナーは、ホームレス状態にある若者の40%がLGBTQ+であることを知りました。彼もまた当時、自分自身の性自認についてカミングアウトしている最中でした。コナーは、そのシェルターの住人たちからインスピレーションとモチベーションを得て、のちにこのコミュニティに恩返しをしたいと思ったといいます。 

彼は、クラスメートのトニー・シュウと一緒にBreaktimeを設立しました。この非営利団体は、暫定的な雇用の機会を利用して、ホームレスの若者が生活賃金のある仕事と安定した住居を見つけられるよう支援しています。現在、Breaktimeの年間運営予算は300万ドルで、過去5年間に住宅難の若者150人を雇用し、その83%が現在、仕事や学校に通い、77%が安定した住居を確保しています。コナーは、全米青年雇用連合の役員も務めており、今年のマサチューセッツ州民主党大会では、LGBTQ+コミュニティの代表として参加しました。

スワルナンビカ・シヴ(Swarnambika Shiv)

21歳、Unsmudgeableの創設者兼CEO

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メガネをかけている人にとって、ほとんどのアイウェア製品は指紋や汚れを防ぐことができないのは周知の事実です。14年間メガネをかけ続けている彼女は、そこに課題を感じ、指紋や汚れから解放されもっとはっきり景色が見えるようになりたいと思いつきました。

シヴは、バブソン大学の最初の起業家精神のクラスで、メガネのレンズの汚れを永久的に防ぐコーティングを行うスタートアップ、Unsmudgeableを設立しました。同社は、初期の段階では、MVPコーティングを完成させ、その後チームを拡大したのち、現在では垂直市場統合を特定する材料開発会社になりつつあるそうです。

アリシア・シボレ(Alicia Sibole)

21歳、GrowthMatch社チーフスタッフ兼LeadersAtlas社オペレーション責任者

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アリシア・シボレは、幼い頃から革新的な思考を持っていました。彼女は中学1年生のときに最初の事業を始め、カスタマイズした文房具の箱や、カスタマイズした手帳を作りました。10代でホームレスを経験した彼女は、起業家精神に安らぎを覚え、その情熱は彼女をバブソン大学入学に導きました。

彼女は、企業が目標志向であり続け、効率的に時間を管理し、一貫した成長を促進するシステムを導入することを支援する目的で、自身のスタートアップコンサルティング会社、ALTernate Solutionsを設立しました。バブソン大学での学位取得を目指す傍ら、最初のクライアントであるグロースマッチ社(技術系新興企業と成長を専門とするコンサルタントをつなぐマーケットプレイス企業)のチーフスタッフとして働いています。また、リーダー向けにチームのつながりを維持するためのツールを提供するLeadersAtlas社の運営責任者も務めています。

ディルザファー・シン(Dilzafer Singh)

16歳、Arcafeed共同創業者兼CEO

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コロナウイルスの大流行時、ホプキントンの自宅でディルザファーは、株式投資に興味を持ちました。10代の彼は、投資に関するより多くの情報を集めようとしましたが、欲しい情報すべてを1つの場所で手に入れることは困難であると気づきました。

そこで彼は、AIを使ってユーザーの株式や暗号のポートフォリオに関連する市場指標を抽出するフィンテック企業、Arcafeedを設立しました。彼はこの会社を通して、株式市場に積極的に関与し、会社全体の方向性、製品、戦略を設定する責任を負っています。以前には、ハーバード大学がインキュベートしたポッドキャスト「Future of Work Pioneers」のポストプロダクション・マネージャーを務めていた経験もあるディルザファー。また、ヒンドゥスターニー古典音楽学にも深い情熱を持ち、タブラ演奏を通じて、その伝統の実践者として受賞歴もあるそうです。

ケビン・タン(Kevin Tang)

23歳、Cleanaの共同設立者兼CEO

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ケビン・タンは、ボストン大学1年生のとき、ほとんどの公衆トイレが極めて不衛生であることに気づき、何とかしてきれいにしたいと思ったそうです。そしてのちに、ボストン大学とMITのハードウェアスタートアップであるCleana Inc.を共同設立しました。同社は、公衆トイレの便座の汚れを防止する製品や、家庭用の自動降下式ソフトクローズ便座の製作を行っています。ケビンによると、ニューイングランドのアメリカンフットボールチーム・ペイトリオッツとハーバード大学でこれらの製品をテストする予定だそうです。このスタートアップは、エンジェル投資家や助成金などから40万ドル以上を調達しています。

またケビンは、オリンピックレベルのアスリートに無料でキャリアアドバイスやサポートサービスを提供する非営利団体「Athlete Future Foundation」の共同設立者でもある。彼は以前、ソルトレイクシティのショートトラックスピードスケートの米国オリンピックトレーニングプログラムでトレーニングを受けたこともあります。

ヒレアムラック・イタエウ(Hileamlak Yitayew)マット・テントラクール(Matt Tengtrakool)

それぞれ20歳、19歳、Oban Microfinance共同設立者

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ハーバード大学でコンピュータサイエンスを学ぶ2人は、昨年、web3や暗号(crypto)を含むいくつかのプロジェクトで実験をしてきました。そして昨年、バーリントン出身のテントラクールと、エチオピア出身のルームメイト・イタエウは、アフリカのテクノロジー系スタートアップを支援するスタートアップを立ち上げました。

彼らが立ち上げたのは、ナイジェリアをはじめとする新興国で、低金利のマイクロファイナンス企業へのアクセスを提供するOban Microfinance。Obanの利用者がオンボーディングプロセスを経ることによって、ウェブアプリが個人ローン、MSEローン、住宅ローンなどのオプションを含むニーズに最適なプランを推奨します。

Colby Thomson(コルビー・トムソン)

20歳、Entrebuddiesの創設者兼CEO

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コルビー・トムソンは、障がいを持つ子どもたちの教育方法を変えようとしています。起業のための特別教育カリキュラム「Entrebuddies」を設立し、生徒がより自立し、自信を持って仕事を経験できるような新しい機会を提供することを目的としています。過去1年半の間に、このカリキュラムを学校に簡単に導入できるように拡張することに取り組んできました。

バブソン大学在学中は、タンザニアの学生に起業家精神を仮想的に教えるカリキュラムの作成と進行にも携わってきました。また、ノースショア教育コンソーシアムの移行プログラムにも参加し、ベスト・バディーズでボランティア活動も行っています。

ハンナ・ウン(Hannah Ung)

22歳、Boxyの創設者兼CEO

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一人旅に出たハンナは、余分な持ち物を安全かつ便利に保管する方法の重要性を学びました。そして、Airbnbスタイルの収納システム「Boxy」を立ち上げ、街の住人に活用されていない生活空間を、時間単位、日単位、月単位で収納ソリューションを求める大学生に提供するサービスの収益化に成功したのです。

彼女は、2022年春のHusky Startup Challengeのファイナリスト、The Sherman Centerのベンチャー共同組合、2022 Women Who Empower Awardsの2位受賞者でもあります。

彼女は起業以外で、NCWA大学選手権で国内トップ10のシードを獲得した優秀なレスラーとしても活躍しています。

ロバート・ワッヘン(Robert Wachen)

20歳、Mentor Labsの創設者兼CEO

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ハーバード大学で意思決定科学を学ぶロバート・ワッヘンは、若手起業家としていくつかのスタートアップ企業を立ち上げてきました。

彼の最新の起業であるMentor Labs社は、高校生が新しいライフスキルを身につけ、課外活動を充実させることで、大学進学をより有利に進められるよう支援しています。ワッヘンによると、このプラットフォームを利用した学生は、数百万ドルの奨学金を獲得しているとのことです。Mentor Labsは最近、Crimson Educationに買収されました。現在、彼は、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学の学生が2500万ドル以上を調達して企業を設立した新しいインキュベーター、Prodのマネージングディレクターとして、生産性とコミュニティの分野で新しいアプリを開発しています。

今回はボストンで注目のリーダーUnder25 12名をご紹介しました。

前編はコチラ

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引用:BOSTINNO「Meet BostInno’s 25 under 25 for 2022

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