失敗は、終了の合図ではなく、改善のチャンス

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新年を迎えたことをきっかけに、新たなことに挑戦してみようと目標を立てている読者の方もいらっしゃるではないでしょうか?しかし、失敗を恐れてしまい、実際に行動に移すことに躊躇してしまう方も多いのではないかと思います。

 

多くの起業家は、成功するためには、居心地が良いと感じている環境(コンフォートゾーン)から抜け出さなければならない、革新的でクリエイティブでなければならない、他の人とは違うことをしなければならない、ということを理解しています。そのためには、リスクを負ってでも一歩踏み出す必要があり、時には大きな失敗をすることもあります。そのような失敗に対して気落ちするのではなく、成長の機会として活用することが、起業家として成功するための鍵の1つとなります。これは、起業家だけでなく、挑戦したいと考えているビジネスマン全員に当てはまることでしょう。

 

そこで今回は、成功するために必要な、失敗・挫折に対する考え方について、アメリカで起業家として活躍しているKrista Mashore氏の記事をご紹介します!



失敗とは、何か大きなことを成し遂げようとするときに必ず起きるもの

幼い頃の自分を思い出してみてください。初めて歩こうとして尻餅をついたとき、あなたはすぐに「そうか、自分は歩けるような人間ではないんだ」とは言わず、ただ自分で立ち上がり、歩けるようになるまで挑戦し続けたでしょう。これに対して、年齢を重ねるにつれて、失敗を「自分にはできないのだ」という風に受け止めてしまうようになってしまいます。しかし、何か大きなことを成し遂げるためには、「失敗」は誰もが必ず通らなければならないことなのです。

 

失敗は敵ではない

失敗を快く思わない人は、失敗に対して、自分を破滅させるために待ち構えている怪物のようなものだというイメージを抱いています。まるで、失敗が自分よりも強いかのように考えるのです。しかし、失敗はあなたを狙っているのではありません。失敗は中立的なものであり、単なる出来事であり、強大ではないのです。不幸な事態を引き起こすのは、失敗そのものではなく、もう一度挑戦せずに諦めてしまうことなのです。

 

失敗のひとつひとつが、あなたを強く、賢くしてくれる

よく耳にするこの言葉は、まったくもって正しいのですが、それは、失敗の責任を自分で引き受けられる場合にのみ適用されます。すなわち、失敗を完全に他人など外的要因のせいにしてしまうと、良い教訓は得られません。例として、子供が歩けるようになったときを考えてみましょう。転んだことを重力のせい、オムツのせいにしていたら、いつまでたっても上手に歩けません。でも、子どもは本能的に、自分が何をしたからうまくいかなかった/しなかったからうまくいかなかった、ということを知っています。子供は、転ぶたびにどうして失敗してしまうのかを学びます。この子供時代の例と同じように、失敗を素直に受け入れて試行錯誤を繰り返すことによって、より多くの学びを得ることができるのです。

 

失敗は諦めるべきであるというサインではなく、修正が必要というサイン

これはとても重要なことです。たとえ大きな失敗であっても、それは諦めるべきというサインではありません。うまくいかないということは、それが大きな回り道であれ小さな軌道修正であれ、修正が必要だとサインでしかありません。このような視点があれば、大げさに失敗を嘆くのではなく、「このように試すと、こういう結果になる」ことが分かったというだけなのです。違う結果を得るには、違う方法でアプローチしてみる必要がある。それで終わりです。

 

失敗しても、後悔するよりはまし

多くの起業家が、「もし、何度か失敗したせいでビジネスを辞めていたら、あるいはもっと悪いことに、まったく挑戦せず居心地の良い場所にとどまっていたら、今頃どうなっていたか想像もつかない。」と言います。個人的には、後悔は最悪の感情の1つだと思います。確かに、挑戦したことが大失敗して惨めな気持ちになることもあるかもしれませんが、それを乗り越えた人が成功するのです。たとえ今のような成功を収められなかったとしても、挑戦し続けたからこそ、自分自身を肯定できるのです。失敗しても、それを理由に自分を決めつけずに、失敗から学び、修正していくことが大切です。



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引用:「You Have to Fail If You Want to Succeed

投稿者

  • Boston SEEDs運営

    Boston SEEDs は B-SEEDs LLC (Delaware, US) 運営のオンラインメディアです。”Entrepreneurship Mindset”のカルチャーを世の中に更に浸透させるべく主にボストン在住の現役の MBA 生がボランティアで活動運営しています。 Note

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